まず、“ファイバ”をご使用の前に、以下の点をご確認の上、ご使用ください。
・グリスフィルターの使用方法は、消防法を遵守しているかどうか。 （消防法が定めるグリス除去装置と火源との保有距離、火炎伝送防止装置等）
・防火ダンパーはきちんと設置され、正常に作動するかどうか。
・フィルター設置前の風速が、3.0m/s以下であるかどうか。

フィルターの裏表は厳守してください。難燃剤は表面から塗布してあります。もちろんその効果は裏面にも浸透しておりますが、表面の方が油分除去において効果が高いため、使用上裏表の厳守をしております。

フィルターはガラス繊維でできているため、多少、周囲が毛羽立つことがございますが、性能上問題はありません。気になります場合は、はさみで切り取ってご使用ください。また、フィルター表面が波打っている場合もございますが、こちらも性能上に問題はございません。

フィルターはガラス繊維でできております。まれに手指に刺さることがあります。その場合は、ピンセット等で抜いてください。（一時的なものです。ぬるま湯で軽くもみほぐすと取り除きやすくなります）

“ファイバ”のフィルターは、ガラス繊維でできております。現在のところ、業務用グリスフィルターとしてガラス繊維が使用されている例はなく、例外の素材（新素材）に関する試験は時間が要します。そのため、現在認定取得に向けて、検討している段階です。
　ガラス繊維自体は既にレンジフード等で使用されている素材であり、使用にあたって問題はありませんのでご安心ください。

“ファイバ”は油をしっかりとキャッチする特性を持っております。その油はフィルター表面にある程度保持され（目安約200g）、その後オイルカップに落ちていくしくみです。

“ファイバ”のフィルター表面には難燃剤が塗布されております。そのため、使用中フィルターに着火し一時的に燃え上がっても、難燃剤の自己消火性によりすぐに消化します。その原理を以下にご説明いたします。

 [ 難燃性の原理 ]
難燃剤それ自身が燃焼して不燃性ガスを発生し、空気（酸素）を遮断して消化の効果を示します。
�@　万が一、フィルターに着炎した場合、周りにはたくさんの酸素（可燃性ガス）があり、数秒〜数十秒間炎が上がることがあります。
�A　その着炎により難燃剤が燃えることによって不燃性ガスが発生し、酸素（可燃性ガス）を希釈して消火します。
�B　フィルター表面は炭化（焦げる）しますが、炭化層には不燃性があります。

　以上のことより、フィルターの難燃性にはご安心ください。しかし、長時間炎があたるとフィルターに付着した油やホコリに引火することもあり、危険ですのでご注意ください。常時フィルターに炎があたる場合は、念のためご使用をお控え願います。

ファイバの枠はファイバフィルター 専用枠です。他のフィルターを取り付けて不具合が起こりましても責任は負いかねますので、ご遠慮ください。

使用環境によって、フィルターの使用可能期間は大きく異なります。以下に、目安を明記 しますので、参考にしてください。

その場合は、フィルターを交換してください。

素材がガラス繊維なため、水、薬品等での洗浄はご遠慮ください。使用後は破棄してください。

万一、お使いの製品に関して不具合が生じた場合は、担当営業にご連絡の上、ご相談ください

ガラス繊維は、産業廃棄物の「ガラスくず」にあたります。廃棄方法につきましては、各自治体に従って行ってください。